趣味として商品先物取引を楽しむ
本業に差し障りのない範囲で、商品先物取引と楽しく付き合っていけないものだろうか。 過去の失敗経験をふまえて、先物取引のリスク、面白さ、リスクの少ない投資法を考えていきます。
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2008年の値動き
 2008年は、相場に関しても本当に変化の大きい年でした。
 商品先物取引の世界で生き残っていくために、2008年のような異常な動きも起こり得るということをしっかりと認識しておくことも大切かもしれません。

 これまでと比べて、どの程度異常な動きだったのか、それぞれの銘柄で日足、週足、月足(出来高、取組高)を残しておきたいと思います。

 東京ガソリン
 東京ガソリン、先限つなぎ足(日足)  東京ガソリン、先限つなぎ足(週足)
 むーみんパパは、上旬の上げ相場に飲み込まれてしまいました。
   案の定・・・  2008/06/16
 
 東京ガソリン、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 東京灯油
 東京灯油、先限つなぎ足(日足)  東京灯油、先限つなぎ足(週足)

 東京灯油、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 東京原油
 東京原油、先限つなぎ足(日足)  東京原油、先限つなぎ足(週足)

 東京原油、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 オイル関連は、ガソリン、灯油、原油、昨年は価格の変動が非常に大きかったことと、そのためか、出来高も前年の約半分に減少しているのが分かります。
 
 ガソリンと灯油、非常に似通った動きに見えますが、昨年は、サヤも異常な動きを見せました。 
 私が損切りさせられた、9月限と10月限のサヤ比較チャートです。
 9月限、サヤ比較チャート  10月限、サヤ比較チャート
 例年と比べ、灯油が異常に高く推移していたことが分かります。

 東京金
 東京金、先限つなぎ足(日足)  東京金、先限つなぎ足(週足)

 東京金、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 東京白金
 東京白金、先限つなぎ足(日足)  東京白金、先限つなぎ足(週足)

 東京白金、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 東京銀
 東京銀、先限つなぎ足(日足)  東京銀、先限つなぎ足(週足)

 東京銀、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 金、白金、銀を比べると、金の下げ幅が少なめです。
 出来高の減少も金は少なめですね。

 金と白金×0.5のサヤも大きく動いた1年でした。
 金と白金×0.5のサヤ、先限つなぎ足(日足)  金と白金×0.5のサヤ、先限つなぎ足(月足)


 東京ゴム
 東京ゴム、先限つなぎ足(日足)  東京ゴム、先限つなぎ足(週足)

 東京ゴム、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高
 ゴムも時高の減少は少なめですね。

 東京穀物取引所の銘柄です。

 トウモロコシ
 トウモロコシ、先限つなぎ足(日足)  トウモロコシ、先限つなぎ足(週足)

 トウモロコシ、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高


 一般大豆
 一般大豆、先限つなぎ足(日足)  一般大豆、先限つなぎ足(週足)

 一般大豆、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 N-G大豆
 N-G大豆、先限つなぎ足(日足)  N-G大豆、先限つなぎ足(週足)

 N-G大豆、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高
 N-G大豆の出来高は、年末にきて激減しています。
 今年からザラバ取り引きに移行されますが、出来高が少ないと、板が薄くなって、更に出来高が少なくなってしまう場合がありますが、N-G大豆はどうなってゆくのでしょうか?

 2007年末からは、N-G大豆と一般大豆のサヤも異常な動きでした。
 N-G大豆と一般大豆のサヤ、先限つなぎ足(週足)
 きれまでと比べると、その異常さが分かりますね。

 小豆
 小豆、先限つなぎ足(日足)  小豆、先限つなぎ足(週足)

 小豆、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 小豆に関しては、2008年だけ特別に異常、という感じがしないところが、逆に凄いですね。

 アラビカコーヒー
 アラビカコーヒー、先限つなぎ足(日足)  アラビカコーヒー、先限つなぎ足(週足)

 アラビカコーヒー、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 ロブスタコーヒー
 ロブスタコーヒー、先限つなぎ足(月足)、出来高、取組高

 アラビカコーヒーも、ロブスタコーヒーも、出来高を見ると、瀕死の重体という感じですね。
 N-G大豆がザラバ化によって同じ道をたどらないことを祈っています。

 相場が大きく変動しても、比較的リスクが少ない取引手法として、サヤ取りをやってきましたが、2008年では、サヤにも大きな動きのある年でした。
 今後は、このような異常な相場でも、損失を最小限にとどめて、逆に利益を出せるような手法を考えていかないといけませんね。 
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案の定・・・
   むーみんパパはこうして・・  07/08/16 08/03/04更新
 この記事で書いているように、昨年、むーみんパパは、商品先物取引で450万円を越える損失を出しています。
 この記事の最後に、「むーみんパパ復活の兆し」的な内容で終わっていますが、その後のむーみんパパは、「案の定・・」、という結果になってしまいました。

 今年のむーみんパパの取引内容です。
 mumingpapa7.png
 ご覧のように、最終的に、120万円を越える損失となってしまいました。
 
 チャートを見ながら、どのような取引をしていたのか、見てみましょう。
 gas-masa-songirimade.png

 昨年末、80,000円前後のところで売りを3枚建て、その後値が下がったことで、約60万円程の利益を出しています。
 その後、3月下旬から4月上旬にかけての上げによって利益を伸ばしていることが分かります。
 
 それまでのチャートの推移から、80,000円前後が天井というイメージが出来たのか、4月中旬から売りでの仕掛けをしていますが、4月下旬にかけての上昇で、1,100,000円ほどの損失を出し、今年に入っての利益を209,448円まで減らしてしまいます。
 4/28、4枚の売りを建てています。※1
 幸いにも、その後、値を下げたため、5/2には1,000,000円を越える利益を出し、これまでの損失を取り戻しています。
 ところが、この日、利食いをすると同時に、同じく売りを4枚建玉しています。※2
 「何で4枚、売りを建ててしまったの?、これじゃ、利食いしていないのも同然じゃない・・」と言ってみたのですが、「長い目で見ているから大丈夫だ」と訳の分からない返事でした。
 「長い目で見ているんだったら、建玉は少なめにするべきでしょ・・」という私の言葉にも、「とにかくやりたいんだから」という、ことでした。 
 おそらく、チャートの推移から、70,000円近くまでの下げをイメージしていたのかもしれません。

 5月2日の投資日記で、私がむーみんパパの手法に不安感を抱いていたのが分かりますが、ここから、「案の定・・」という展開になってしまいます。
 
 東京が、ゴールデンウィークの連休で取引が行われていない間に、NYが一気に高騰してしまいました。

 売りを建てていた、むーみんパパにとって、当然、大きな損失だったわけですが、この時は幸いにも、5/8、2度目のストップ高の中、4枚の買い注文が通っています。※3
 それによって、4/28の時点よりも口座残高が多い状態で切り抜けることが出来たのですが・・。

 5/14、チャートが少しなだらかに下げたところで、4枚の売り越し状態を作ってしまいます。※4
 「どうしてまた・・」の私の言葉に「頂上だから大丈夫だ・・」ということでした。
 
 そして、更なる上昇に見舞われます。
 5/22、4枚の内1枚を損切りして、その後引け間際、期先2限月がストップ高となったため、4番限の08/09で買いを建て、2枚の売り越し状態にしました。※5

 5/28には、4番限08/09の買いと、売りを1枚仕切って単純に売り2枚という形にしています。

 その後、価格が下げて、一時は決済後の仮口座残高1,500,000円前後まで回復していましたが、利食いすることなく、再び価格は上昇してしまい、6/12、最終的な損切りをしています。
 
 今年に入って、1,202,284円の損失という結果に終わっています。
 昨年の損失が、
   むーみんパパはこうして・・  07/08/16 08/03/04更新
 この記事で書いたように、4,657,552円でしたので、今年に入ってからと合わして6,000,000円近い損失を出してしまったことになります。

 損失は預け入れ金の範囲で収まり、大きな借金を抱えるというような事態にならなかったことは、不幸中の幸いとも言えますが、むーみんパパが、長年、肉体労働で貯めた資金をこのような形で失うことになってしまったことは、本当に残念なことだと思います。
 むーみんパパが自己責任で取引した結果とは言え、このような結果になる前に、何とかならなかったものか・・、と反省しています。
 そもそも、商品先物取引について、教えてしまったのが間違いだったかもしれません。
 
 昨年の結果を見ても分かるように、むーみんパパは、調子に乗ってくると建玉を多くしたり、逆行をされても長期間見ていれば自分の思ったように相場が動いてくる、と考える傾向が強くなるようでした。
 また、利益を出している状態では、「建玉を少なくしないと・・」という私からの忠告は、まったく聞き入れられなくなってしまいます。
 相場が逆行して、「だから言ったじゃない・・」という事態になって、損切りというパターンです。
 
 昨年、大きな損失を出したにもかかわらず、先物取引を続けていたのには、「高い授業料を払ったから、その授業料分を取り返したい」という考えもあったようです。
 高い授業料を支払って何を学んでいたのか・・。

 多分、むーみんパパは、これを機に商品先物取引を止めると思いますが、むーみんパパの何がいけなかっのか(いろいろあると思いますが)、考えていただければ参考になると思います。
サヤ取りでも大きなリスクが・・
 大納会を迎えた昨日(2007/12/28)、N-G大豆と一般大豆のサヤは、期先の12月限での組合せで18,290円幅まで拡大してきました。

 11月中旬頃から、N-G大豆と一般大豆のサヤに注目してその推移を見て来ましたが、その頃はサヤ幅が6,000円台でした。
 サヤ幅6,000円台で、N-G大豆と一般大豆のサヤに注目したのは、
   Non-GMO大豆と一般大豆のサヤ取りについて  2006/07/22
 この記事に書いてあるように、過去のデータの検証では、サヤ幅が5,000円以上に拡大するのは非常に少ないことだと考えていたからです。
 
 今回、サヤ幅が6,000円台になったとき、N-G大豆売り5枚一般大豆買い1枚で建玉しなかったのは、その少し前に、ガソリンと灯油のサヤ取りで予想以上の逆行を食らったことなどから、「建玉を焦らないようにしよう」と、考えていたからです。
   過去のデータ分析だけで良いものか・・。  2007/11/19

 その後、9,000円前後にサヤが拡大した頃、岡地の営業マンに、N-G大豆売り一般大豆買いを薦められたり、
   N-G大豆ストップ安で・・。  2007/11/28
   結局仕掛けられず・・  2007/11/29
 自分でも、そろそろ・・と考えたことが何度もありましたが、結局、建玉せずに様子見のまま、ここまで来ています。

 現在、10限でのサヤ幅は17,510円です。
 11月中旬は6,000円台だったわけですから、わずか1ヵ月ちょっとで10,000円以上のサヤ拡大です。
 6,000円台でサヤ縮小ねらいで仕掛け始めていたら、かなり厳しい状況だったと思われます。

 サヤ幅がこのように拡大してしまうと、
   Non-GMO大豆と一般大豆のサヤ取りについて  2006/07/22
 この記事での検証は、まったく参考にならないものになってしまった感があります。

 逆に考えれば、過去のデータを検証してサヤの推移を予想しても、その予想を大幅に超えるサヤの推移が起こり得るという実例になったとも言えます。

 以前、
   意外と底が深い、という場合も。  2005/07/29
 この記事の中で、「サヤ取りを仕掛ける場合は、予想以上の逆行を想定して、余裕を持って建玉するべき」という趣旨の内容を書きました。 
 しかし、今回のN-G大豆と一般大豆のサヤ拡大は、過去のデータからは想定出来ないレベルになっていると思います。

 最近は特に、中東情勢、中国やインドの発展、地球温暖化、バイオエタノールなど、相場環境は大きく変化していて、過去のデータからは読み取れない動きをすることが多くなると思われます。

 このブログでは、サヤ取りの仕掛けに対して逆行した場合、ナンピンする手法を紹介していますが、予想以上の変動が起こり得るわけですから、相場の動きによっては、損切りして撤退することも予め考慮しておかなければならないことは確かですね。
 
 サヤの組み合わせ検証では、N-G大豆と一般大豆のサヤ以外にもいろいろな組合せについて検証していますが、あくまでもそれぞれの記事が書かれる以前のデータを元にした、検証であることを理解いただき、参考程度に読んでいただければと思います。

 また、このブログの記事を参考に建玉する場合でも、ご自分で改めて検証して、ご自分の判断でお願いいたします。
「確実に負ける賭け方」とは
 プロ相場師の思考術 (PHP新書 (476))の中で、著者、高田智也さんがお薦めしていた書籍の中から、ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)を読んでみました。
 特に私の興味を引いた部分は、統計学の観点からみた「確実に負ける賭け方」についての記述です。

 この「確実に負ける賭け方」は、商品先物取引で生き残り、利益を積み上げていくためには、リスクマネージメントをしっかりして、建玉を少なくするべきと考えている私にとっては、意外な印象でした。

 例えば、ルーレットでは、「赤と黒」など、一見2分の1の確率に見える賭け方でも、実際には赤でも黒でもない「0」と「00」が存在するため、それ以下の確率になっています。
 ですから、一時的な運の良し悪しが有っても、長くゲームをすればするほど、確率が不利な分だけ負けていく可能性が高くなります。(大数の法則)
 この「大数の法則」が働きやすい賭け方が「確実に負ける賭け方」となるわけです。
 「10万円を2倍の20万円に増やす」ことが目的であれば、賭け金が2倍になる賭け方に10万円を全部掛けてしまうのが、最も高率に目標を達成できる方法と言うことになり、1,0000円ずつチビチビ2倍になる賭け方で繰り返し賭けていくのは、最も目標を達成できない方法と言うことになります。
 もちろん、ギャンブルをする場合、「ギャンブルを長く楽しみたい」と言う目的も有りますので、この本の中では、それを加味した上での賭け方が紹介されています。

 私の商品先物取引での建玉はどうかというと、レバレッジを押さえて、「1,0000円ずつチビチビ」というやり方に近いわけです。

 これは、「確実に負ける賭け方」なのでしょうか?

 このブログで何度も書いているように、商品先物取引はゼロサムゲームです。
 誰かが利益を出せば、その分を誰かが損失という形で負担することになります。
 その意味では、ギャンブルの世界にかなり近いもので有ることは確かです。

 「10万円を2倍の20万円に増やす」ということを考えたとき、最も高率にそれが達成できるのは「10万円分満玉で建玉する」ことかもしれません。
 でも、上記の「ギャンブルを長く楽しみたい」と同様に、「10万円を無くしたくない」という考えも当然有ります。
 「10万円分満玉で建玉する」というやり方は「10万円を2倍の20万円に増やす」ということを、最も高率に達成できるの方法であるのと同時に、「10万円を無くす」ことを最も高率に達成する方法でも有るわけです。
 
 「10万円を無くす」ことを避けるためには、やはりチビチビやるのが正しい選択になってきます。

 チビチビと取引の回数を多くするというやり方は、当然、「大数の法則」の影響を最も受けるやり方となります。

 結局のところ、商品先物取引の世界で生き残って利益を上げていくためには、商品先物取引のシステム全体としてはゼロサムゲームになっていたとしても、それとは関係なく、「大数の法則」が働いたときに、プラスになるような有利な投資手法を見つけないといけないと言うことになります。
 そして、どんな有利な投資手法でも、予期せぬ相場の動き(統計上の揺らぎ)が生じることも有るわけですから、その時に破産してしまわないようなリスクマネージメントが必要になってくるわけです。

 現在、私は、サヤ取りを中心にして取引しているわけですが、私の手法が、「大数の法則」が働いたときに、プラスになるような有利な投資手法だと良いのですが・・。

むーみんパパはこうして・・
 私の父、むーみんパパは、今月(2007年8月)、600万円を越える大きな損切りをしました。
 まさに、調子に乗って失敗したというケースです。
    調子に乗ってきたら要注意  2007/02/21
 このような記事も書いていますが、今回のむーみんパパのケースは「調子に乗ると怖い」という具体的事例ですので、損失にいたるまでの経過を紹介して、皆さんのリスクマネージメントの参考にしていただければと思います。  

 私の父、むーみんパパがこのブログに登場したのは、
   たぶん、相当まずい状況・・  2007/02/01
 この記事からでした。
 この時点で既に、調子に乗って建玉をどんどん増やしてしまう傾向があり、私がそれについて不安を感じている状況でした。
 その後、
   むーみんパパはどうするかな?  2007/02/09
   むーみんパパ、今日の取引は・・  2007/02/09
   むーみん、ぶち切れました。  2007/02/15
 このような経過で、比較的大きな損切りを経験しました。
 今これらの記事を読み返しても、状況が掴みにくいですが、当初の200万円の自己資金から、一時400万円(200万円の利益)くらいまで資金を増やした後、160万円ほど損切りをして、約240万円になっています。
 その内、100万円を引き出して、約140万円の口座資金にしたわけです。

 この経験で、相当懲りたと思われましたが、その後、むーみんパパは、徐々に利益を出し、資金の増加とともに再び調子に乗っていきます。
 mumingpapa1.png
 資金の増加とともに、建玉枚数が増えていくのが分かります。
 基本的な考え方は、逆張りナンピンですが、わずかな値幅の間に、相当数の建玉をしているのが分かります。
 たまたま、利益が出る方向に動いていたので、建玉が多いことによって利益もより多くなっていました。
 この期間、相場は、むーみんパパの予想通りに動いていたので、「明日、予想通りに相場が動けば、今日建玉しなかったことを後悔することになる」という発想が強かったようです。

 むーみんパパは、北辰商品で取引していますが、私もその口座のIDとパスワードを知っていて、いつでもむーみんパパの建玉状況を把握できる状態になっています。
 いざとなれば私が勝手に建玉を仕切ることも出来るのですが、口座の持ち主の了承を得ないで勝手に建玉操作をすることは、たぶんやってはまずいことでしょうし、その後の親子関係にも問題があると考えて、むーみんパパのやりたいようにさせていました。
 ナンピンで建玉を増やしたことを知ったときは、むーみんパパに対して、「また、頭の中で太鼓が鳴り響いちゃったんだ・・。ドンドコドコドコ、ドンドコドコドコ・・。太鼓が鳴り出したら止まらないんだね・・。」と皮肉混じりに言っていました。

 建玉枚数が増えることによる危険性についても、再三、話していましたが、その時点で、私の今年の収益が20万円ほど、むーみんパパは400万円以上ですから、私の意見を聞いて建玉を少なくしていたら、逆に利益を減らすことに繋がるように感じていたのかもしれません。
 私自身、むーみんパパの手法に不安を感じつつも、あまりの調子良さに、「もしかしたら一財産残してくれるのかな?」なんていう、ほのかな期待を抱いた部分があったことも確かです。

 しかし、7/17の買い建玉から、予想に反して相場が下げています。
 mumingpapa2.png
 7/23、むーみんパパ70歳の誕生日でしたが、最初の建玉66,440円からわずか40円下げた66,400円で8枚もの建玉をしています。
 下がったら買いを入れると言うパターンで、7/30には、合計32枚の建玉になっています。
 当然ですが、建玉が多くなったために、わずか数百円の相場が動いただけで、含み損の増減が数十万円という状況です。

 そして、7/31、高値で買って、含み損が大きくなっている建玉を中心に損切りしています。
 損切りをした後も、損失分をすぐに取り返したいという考えから、新しい買い建玉をすることによって、実質的には損切りをしていないような建玉操作になっていたことも、その後の損失を広げることに繋がってしまいました。
 損切りをすると口座資金が減ると同時に、含み損の欄に表示されるマイナス額が減ってくることで、気が楽になって、翌日相場が反転することを予想して建玉してしまうというパターンでした。

 8/2、8/3と、同様に損切りしては建玉するというパターンを繰り返して、8/6、すべての建玉を損切りして今回の取引を終えています。

 追証などの為に口座に入金した自己資金は、当初の資金も含めて、540万円、それが約415万円に減りました。
 実質的には125万円の損失と言うことです。

 むーみんパパが最終的な損切りをした61,100円から、さらに下げていったことを考えれば、
 東京ガソリン08/01、日足チャート
 このように多くの建玉をしながら、これで済んだのは、ある意味幸運だったのかもしれません。
 むーみんパパも、自己資金をすべて掛けるような無謀な行動に出ないで、ここですべて損切りしたのは、理性的な部分が残っていたということかもしれません。

 このブログでは、「私の投資手法」と言うことで、「逆張りナンピンで損切りをしない」ということを書いていますが、今回の件を踏まえて、それはどうなのかな?と改めて考えています。
 今回の件は、逆張りナンピン手法の欠点が凝縮していると思いますので、皆さんも考えてみてください。
 
 最近、むーみんパパは、今回の件を振り返って、
 「どうしてあそこで買いを入れてしまったんだろう。相場が下がることも予想していたのに・・。あと一回上昇すると考えたのがまずかった・・。」
 なんて言っています。
 「だったらどうして、あんな枚数買いを建玉したんだ!!」と反論していますが、むーみんパパ、大切なところをなかなか分かってもらえない感じです。
調子に乗ってきたら要注意
 商品先物取引を始めてすぐの時点では、多くの人が1枚から(サヤ取りであれば1組から)と、少ない建玉で取引する方が多いと思います。

   苦い経験5 オンライントレード開始  2005/07/04
 で書いているように、私は、かつて、三晃商事で対面取引をやりながらオンライントレードを始めたわけですが、その際は、20万円を口座に振り込んでの金の取引でした。
 その当時は、金の委託本証拠金は60,000円だったですが、1枚の建玉で少しずつ利食いをしながら、60,000円以上の利益が出たとき、何を考えたか、と言うと、「これでもう1枚余分に建玉出来る」ということでした。
 最初に口座に振り込んだ、20万円は、自分のお金という意識が強く、利益として得た6万円については、あぶく銭みたいな感覚で、無くなっても惜しくないと考えたわけです。

 私の場合、実際には、そのオンライントレードでの建玉を増やしたわけではなく、オンライントレードで売りを1枚建て、三晃商事の対面取引での両建てを5枚売り越しにするという形で建玉を増やしました。そして、大きな逆行に遭うことになります。
   苦い経験6 調子に乗ったとこころで・・  2005/07/06
 このような経験などから、「調子に乗ってきたら要注意」と言うことを強く感じています。

 「ビギナーズラック」という言葉がありますが、単純に考えて、相場に参加した半分ぐらいの人は、ビギナーズラックを味わうことになります。

 それが、運によるものなのか、実力によるものなのかは人それぞれでしょうが、建玉の仕方によっては、かなりの金額を短期間に得ることになります。
 リスクのことなどあまり考えずに、満玉した結果、資金の何倍もの利益を出す人もいるでしょう。
   資金力の大切さ  2005/04/30
   資金力の大切さ 2  2006/03/04
 などの記事で書いているように、商品先物取引をする上では、資金力が大切であると考えていますので、ビギナーズラックに恵まれて資金量を増やすことが出来た方々は、本当にラッキーな方だと思いますし、羨ましくも感じます。
 
 取引によって資金が増えたとき、その資金をどのように生かしていくか・・、商品先物取引の世界で長く生き残るためには、この辺が大きな分かれ道のように思います。

 私の経験からも、ある投資手法が上手くいって、利益が出てくると、つい、建玉を増やしたくなるものです。
 特に「ビギナーズラック」を味わった人たちは、失敗の経験がありませんから、「商品先物取引は怖いものだ」という意識は薄れて「相場で利益を出すことは簡単だ」と考えがちです。
 1枚の建玉で5万円の利益を出したりすると、2枚建玉していたら10万円、3枚だったら・・と考えてしまうのが人情です。

 ここで、ちょっと考え方を変えてみましょう。
 1枚の建玉で5万円の利益を出した、としたとき、ガソリンの取引であれば、1,000円幅の利益と言うことになります。
 2枚であれば、同じ1,000円幅の利益で10万円となります。
 これはその通りなのですが、500円幅逆行することで、5万円の利益を失うことになります。
 建玉に対して、1,000円幅順行するのと、500円幅逆行することを比べると、むーみん理論的には500円逆行する確率の方が2倍高くなります。
 ※「むーみん理論」については、勝率80パーセントの投資手法  2005/11/23 11/24更新 の記事を参照してください。
 
 つまり、利益を出して、調子に乗って建玉を増やす行為は、裏目に出やすいと言うことです。

 では、建玉はいつまでたっても1枚(1組)でなければいけないのか、と言うと、そうではありません。その人の投資手法にもよりますが、安全マージンを考えて50万円で1枚(1組)の取引をやっているような場合、1枚(1組)の取引で余分に50万円貯まったら2枚(2組)での取引に切り替えるという考え方が理想だと思います。
 利益を出して余分な資金が出来たら、しばらくは安全マージンを高めるために使う(実際には使わない)ことが大切だと思います。
 ビギナーズラックではなく、本当に優位性のあるトレードが出来る人ならば、本来レバレッジの聞いた取引ですから、少ない建玉でも十分に利益を出すことが出来ると考えます。
 ある一定期間、少ない建玉で利益を出して資金を増やすことが出来るかどうか、と言うことも、ビギナーズラックだったのかどうかを判断する1つ方法として有効かもしれませんね。
コインゲームで得られる教訓は・・
 リスクマネージメント  2005/09/13で取り上げたコインゲームですが、
ルールは
 「表、裏を当てるコインゲームで当たったときは賭け金の2倍の利益、外れたときは賭け金分だけの損失ということにします。
 持ち金100万円から始めて、賭け金は持ち金に対して一定の割合でかけていきます。4万円を切ったところで破産。」
 と言うことになっていました。
 そして、実際に私が投げたコインの表裏の結果から、資金の変化を表にすると
 
 このようになりました。
 この結果を受けて、これだけ有利な条件でも、50%以上の賭け金では資金が減ってしまうので、「資金に対する賭け金の割合を低く抑えること(商品先物取引で言えば、資金に対する建玉の割合を低く抑えること)が非常に重要である」という解釈をしていました。

 このコインゲームでは、初めのルールが、「当たったときは賭け金の2倍の利益、外れたときは賭け金分だけの損失」ということになっていたので、持ち金に対して100%の賭け金の場合は、1回の外れで全部の資金を失う結果になりますが、そのルールが、「当たったときは賭け金分の利益、外れたときは賭け金の半分の損失」という条件だったら、100%の賭け金でも、最初のルールの50パーセントの場合と同じ資金の変化になります。
 また、「当たったときは賭け金の20倍の利益、外れたときは賭け金の10倍の損失」という条件であれば、10%の賭け金でも、最初のルールの100%の場合と同じ結果になってしまいます。

 ですから、このコインゲームを得られる教訓は、「資金に対する賭け金(建玉)の割合はともかく、負けたときの損失を資金に対して低い割合に抑えなければ、有利な条件でも資金が減ってしまう。」という解釈の方が合理的な気がします。
 
 今まで考えていたような「資金に対する建玉の割合を低くする」ということは、絶対必須条件では無くなるわけです。

 とは言っても、資金に対する建玉の割合を高くしてしまうと、損失を低い割合にコントロールすることが難しくなります。
 
 実際の商品先物取引に当てはめて考えたとき、ガソリンの委託証拠金は120,000円です。倍率50倍、ストップ幅が1,600円ですから、オーバーナイトで取引しているような場合、建玉した日に、数百円の逆行、翌日になったら、更にストップ幅の逆行、というように、いきなり、証拠金分くらいの損失(賭け金と同じ額の損失)というパターンは十分あり得ることです。
 また、100万円で、コインゲームのルールに当てはめて、20%での利食い、10%の損切りと考えたとき、20万円の利食い、10万円の損切りと言うことになりすが、少ない枚数での建玉で行くのと、満玉で行くのと比べれば、建玉を多くすめばするほど、得られる利益に対する手数料の負担が大きくなるため、ゲームとして、不利になってしまいます。
 デイトレードなど、投資手法によっては建玉の割合を高くしても、損失額をコントロールしやすい場合もありますが、「負けたときの損失を資金に対して低い割合にコントロールするためには、資金に対する建玉の割合を低く保つことが重要になる」ということですね。

 ※このコインゲーム、「当たったときは賭け金の2倍の利益、外れたときは賭け金分だけの損失」というかなり有利な条件で行われていたことを忘れないでくださいね。
 もし優位性がなければ、
 kyukyoku3.png
 このように増えないどころか、資金が減っていくゲームだったわけです。

 有利な条件でも、賭け金の割合を高くしただけで負けてしまったり、五分五分のようでも、実は不利な条件だったり、「自分が気がつかないところに、負けて当然のシステムが隠れている場合がある」という教訓も得られたように思います。
続・リスクマネージメント
 「むーみん理論を踏まえて」の誤り  2006/04/06を書いたのを機に、リスクマネージメント  2005/09/13で取り上げたコインゲームについてもう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

 コインゲームのルールはこうでした。
「表、裏を当てるコインゲームで当たったときは賭け金の2倍の利益、外れたときは賭け金分だけの損失ということにします。
 持ち金100万円から始めて、賭け金は持ち金に対して一定の割合でかけていきます。4万円を切ったところで破産、ということとします。」

 「持ち金100万円から始めて、賭け金は持ち金に対して一定の割合」ではなく、「とにかく1万円ずつ」だったら、当たったら2万円の利益、外れたら1万円の損失ですから、2歩進んで1歩下がる感じて、どんどん利益が増えていきます(もちろんハズレが何回か続くこともあるでしょうが、確率的には五分五分ですので・・)。20回コインを投げれば平均的に10万円増えることになります。

 2万円ずつだったら20回コインを投げれば、平均的に20万円。3万円だったら・・30万円。と、賭け金を上げるごとに利益はどんどん増えていきます。

 当たり前のことですが、何だか凄いですよね。それだけ、「当たったときは掛け金の2倍の利益、外れたときは掛け金分だけの損失」というルールがいかに有利か、ということですね。

 これだけ読んだら、賭け金が多ければ多いほど良さそうな感じさえしてきます。

 「持ち金100万円から始めて、賭け金は持ち金に対して一定の割合」となったとき、いったい何が起きていたのか、詳しく見ていきましょう。

 話を単純にするために、1回当たって1回外れたときの資金の増減を見てみましょう
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 「1回目当たって、2回目外れ」の場合も「1回目外れ、2回目当たり」の場合も、賭け金の割合が50%を超えてくると、利益よりも損失額の方が多くなってきます。
 投資で考えれば
 全体の損益=利益の平均値×勝率-損失の平均値×負ける率-手数料 がマイナスになると言うことですね。

 賭け金の割合が高くなって行くほど、外れたときのダメージが大きいことがよく分かります。

 利益の出ている50%より少ない賭け金の場合で、40%と10%が同じ利益になっています。
 リスクマネージメントの立場からしたら、「だったら10パーセントで行こう」と考えるべきですね。

 50%より下の場合の利益を見ると、「少ない」感じがしませんか?
 賭け金が少ないのですから、当然、少ないのですが、このルールのままゲームを続けていけば、どんどん利益は増えていくことになります。
 商品先物取引で、長期的に利益を増やすには、「ハイリスク、ハイリターン」ではなく「少ない利益を積み上げていく」という感覚が大切なんでしょうね。 

 ところで、賭け金の割合90%の人は最初90万円の賭け金だったわけですが、90万円だから悪かったのではありません。90%だったから悪かったわけです。もし、持ち金1,000万円だったら、この90万円も安全な賭け金と言うことになります。
 逆に、最初10万円の賭け金だった、賭け金の割合10%の人も、元々の持ち金が少なければ、賭け金の割合としては高くなるわけですから、リスクの高いゲームになってしまうわけです。

 個人投資家が、商品先物取引で不利になりやすいのは、資金の少なさから、必然的に建玉証拠金の資金に対する割合が高くなりやすい、と言うことも関係有りそうですね。
「平均値」よりも「最大値」
 商品先物取引で、長期的に利益を出して行くには、

 全体の損益=利益の平均値×勝率-損失の平均値×負ける率-手数料

 この式がプラスになる必要があります。
 そして、もう既に商品先物取引をやっていて、資金が増えている人は、現時点で、この式がプラスになっていると言うことになります。
 
 デイトレードなど、損切りを自分の設定したポイントで行いやすい手法では、上記の式の「損失の平均値」という考え方で、リスクマネージメントをしながら戦略を練ることが出来ます。

 しかし、それ以外の手法では「損失の平均値」という考え方では、リスクマネージメントが出来ません。現在、利益が出ている人でも、1回の大きな失敗で、上記の式がいきなりマイナスになってしまうこともあるわけです。
 リスクマネージメントという観点からは、「損失の平均値」ではなく、「損失の最大値」という考え方が必要になります。そして、その最大値は、「自分が経験した最大の損失」ではなく、「これから起こるかもしれない最大の損失」を考慮することになります。
 「損失の最大値」を考慮するに当たっては、最低限、自分の取り扱っている銘柄の過去の値動きはチェックしてみる必要があります。
 例えば、ガソリンの片張りであれば、3日連続でストップ高(安)と言うこともあり得るかも・・、ということが分かります。そしたら、そうなっても大丈夫なやり方にしておくことが、長期的に
 全体の損益=利益の平均値×勝率-損失の平均値×負ける率-手数料
 の式ををプラスにすることにつながります。 
 過去になかった大きな動きがある可能性もあるわけですから、それ以上の余裕を見ておくことも必要になります。
  
 「損失の最大値」を考えた上で、自分の資金力に見合った、投資銘柄、投資手法を考えることが大切だと思います。
個人投資家が商品先物取引に求めるもの
 商品先物取引に対するのイメージは、未だに、「ハイリスク、ハイリターンの危ない世界」だと思います。
 一般の預貯金をローリスク、ローリターンだとすると
 株式投資はミドルリスク、ミドルリターン
 商品先物取引はハイリスク、ハイリターン
という感じでしょうか。
 最近では外国為替証拠金取引なども人気が出ていますが、実際のリスクはともかく、イメージ的には商品先物取引と比べて安全なイメージがあります。

 商品先物取引は、最もハイリスク、ハイリターンだと思われているところが大きなポイントです。つまり、商品先物取引をやってみようと考える人の多くは、高いリスクを取ってでも高いリターンを期待するわけです。

 私は、自営業をしているので、以前は、商品先物取引会社の営業マンが電話をかけてきて、実際に話聞くことが良くありました。

   苦い経験1 初めての建て玉  2005/06/30
   苦い経験2 買い増し  2005/07/01
   苦い経験3 両建て  2005/07/02
   苦い経験4 増える建て玉  2005/07/03
   苦い経験5 オンライントレード開始  2005/07/04
   苦い経験6 調子に乗ったとこころで・・  2005/07/06
   苦い経験7 最後の両建て  2005/07/07
 
 私が、三晃商事での対面取引でこれら苦い経験をする以前にお会いした営業マンの中で、1人だけ、金とプラチナのサヤ取りを私に勧めた営業マンがいました。その時は、結局、取引に至らなかったのですが、その当時は、どうせ先物取引をするのだったら、リスクを取って大きな利益を狙わないと、面白くないし、サヤ取りをしてリスクが減るのは分かるけど、リターンが減ってしまっては、敢えて先物取引をする意味がないのでは・・と考えていました。

 商品先物取引をはじめる多くの人が、似たような考えを持っているのではないでしょうか。

 「高いリターンを期待するのだったら、高いリスクを取るのは当たり前」 
 「高いリターンを得られるのなら、高いリスクを取りたい」
 
 と考えているのです。
 そして、多くの投資家が、高いリスクを取ることによって、失敗することになるわけです。
 ゼロサムゲームであることを考えれば、そうして失敗してくれる人がいるからこそ、私のところにも利益が回ってくるわけですが、縁あって、このブログを見に来てくれた方には、リスクマネージメントの大切さを理解していただいて、商品先物取引で失敗しやすい考え方から抜け出していただきたいと思います。
 私のように、失敗を体験して納得できないと、なかなか考えを変えるのは難しいかもしれませんが・・。

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