趣味として商品先物取引を楽しむ
本業に差し障りのない範囲で、商品先物取引と楽しく付き合っていけないものだろうか。 過去の失敗経験をふまえて、先物取引のリスク、面白さ、リスクの少ない投資法を考えていきます。
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サヤ幅、「拡大」「縮小」という表現の紛らわしさ
 サヤ取引は、2つの銘柄の価格差の変化を利用することによって利益を狙う取引のため、その価格差の変化を表す言葉として「拡大」「縮小」という表現がよく使われます。

 ブログの記事でサヤの推移について記述するのに、「拡大」「縮小」という表現では、紛らわしいのではないか?と感じることがあります。

 5月10日の今朝の外電
 5月11日の今朝の外電
 この2つの記事の最後の部分で、
 「ガソリンと灯油のサヤは、更に拡大(期先では縮小)するかもしれませんね。」というようなコメントを付けています。
 
 外電の動きによって、ガソリンの上げ幅が灯油よりも大きくなるという考えからのコメントですが、期先のサヤだけ、他のサヤの動きとは逆になるような印象を与えてしまいますね。

 現在、当限から5番限まではガソリンの価格が灯油よりも高くなっていて、期先の11月限のみ、灯油の価格がガソリンの価格より高くなっているため、ガソリンの価格から灯油に価格を差し引いたサヤ幅では、期先のみがマイナスになっています。
 5月11日終値でのガソリンスプレッド

 ガソリンの上げ幅が大きい場合、期近の5限月はサヤ幅が拡大して、先限のみサヤ幅が縮小となるために、このような書き方をしてしまいました。

 「サヤ拡大」「サヤ縮小」と言葉は違っていても、期近も期先も、ガソリンの方が上がるという状況によって生じることですので、もし、この動きに対して逆張り的に建玉するのであれば、どちらもガソリン売り、灯油買いという同じ仕掛けになります。
 
 「サヤ拡大」「サヤ縮小」という表現は、2つの銘柄の価格差の絶対値的な発想からの言葉なので、サヤが逆転したときには、このように、サヤの推移を示す「サヤ拡大(縮小)」の表現と建玉の関係が紛らわしくなってしまいます。

 スプレッド取引の場合は、「順ザヤ拡大(縮小)」「逆ザヤ拡大(縮小)」という表現をされますが、「順ザヤ」「逆ザヤ」という表現がくっつくことによって、期近と期先、どちらの価格が高い状態なのかがはっきり分かるので、上記のような紛らわしさを感じにくくなります。
 一方、異銘柄間で行われるストラドル取引や、異市場間でのアービトラージ取引の場合は、どちらの価格が高いのかを示す言葉が無いために、「サヤ拡大」「サヤ縮小」という言葉だけでは、上記のような紛らわしさが生じてしまいます。
 ストラドル取引でも、ガソリンと原油、灯油と原油の組み合わせのように、必ず一方の価格が高いものであれば「拡大」「縮小」という表現で紛らわしさは生じませんが、その他の銘柄の組み合わせでは注意が必要になりますね。

 この紛らわしさを無くす表現は・・・
 「ガソリン-灯油のサヤチャートが上昇」もしくは「下降」というようにチャートの動きを目安にした表現が紛らわしくなくて良いかもしれません。
 逆張り的な手法の場合、「ガソリン-灯油のサヤチャートが上昇」すれば「ガソリン売り灯油買い」、「ガソリン-灯油のサヤチャートが下降」すれば「ガソリン買い灯油売り」というように、状況を示す表現とそれに対する仕掛けの関係が明確になります。

 今後も、このブログでは、銘柄やサヤの状況に応じて、従来通り「拡大」「縮小」という表現も使うかもしれませんが、読まれる方にとって、紛らわしさが生じないように心掛けたいと思います。
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