担当が女性だったと言うこともあるかもしれませんが、どのようなシステムで運用するものなのか知りたかったので、詳しく説明してもらいました。
説明されれた内容は、
「現在、金の価格は非常に高くなっていて、これから年末にかけてファンドなどが手じまい売りするために下げてくる可能性が高い」と言うことを踏まえて、金を売るということを基本としたものでした。
あさひアセットマネジメント株式会社の「金のスポット取引」では、1口50万円の証拠金で、ロコ・ロンドンの金取引で、100トライオンス分の金を売り、その分のドルを買うのだそうです。
この取引をすることで、金のリースレート0.2%とドルの政策金利4.25%の差、4.05パーセント分がスワップ金利として1日に700円余りになるそうです。
そして、この一連の取引に対する手数料は、1口10,500円だそうです。
現在のスポット価格、

ロンドンの取引価格は、1トライオンス、789.50ドルとなっています。
1トライオンスが789.50ドルの金、100トライオンス分を、1ドル112.83ドル(2007/12/17 16:50現在)で取引することになりますので、
789.50 × 100 ×112.83ドル = 8,907,928.5円 となり、
50万円を使って、おおよそ、900万円の取引をすることになります。
100トロイオンス分の金をドル建てで売るという取引をすれば、その分のドルを買ったことになるわけで・・
789.50 × 100 = 78950ドル
約8万ドルを買うことになりますね。
もともと100オンスの金を持っているわけではないので、100オンスの金に対するリースレートと約8万ドルに対する金利差がスワップ金利として1日700円余りになると言うことです。
上記の予想通り、金の価格が下がれば、為替のレートが変わらなければ、10ドル下げるごとに112,830円の利益と言うことになって、約45ドル下げれば、元本分の利益が出てくることになります。
さて、リスクについてですが、50万円で約900万円分の取引ですから、レバレッジは、いきなり18倍ということになります。
商品先物取引では、金1枚についての取引証拠金は、現在120,000円ですから、4枚建玉することが出来ます。
今日現在、先限では1グラム2,905円ですので、50万円で4枚、建玉した場合、1162万円分の金を取り扱うことになって、レバレッジは23.24倍となります。
このレバレッジは、50万円で満玉の4枚分建玉した場合であって、1枚だけの建玉にすれば、この4分の1(約6倍)にレバレッジを減らすことが出来ます。
あさひアセットマネジメント株式会社の「金のスポット取引」では、このレバレッジを減らすことが出来ないと言う点で、リスクが非常に高い取引となります。
商品先物取引と同様に、預けた50万円の証拠金に対して、含み損が2分の1の25万円を越えた時点で、追加の資金を入金するか、取引を止めるか、選択することになるそうです。
現在の為替レートでは、金、1トライオンスのスポット価格が、10ドル変化すると、112,830円の損益が生じることになります。
取引開始時点から、スポット価格が、約22〜23ドル逆行した時点で、含み損が2分の1を超えてきます。
※2007/12/17、最初にこの記事を書いた時点では、この後、この取引の為替リスクについて以下のように記述しています。
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さて、この取引、為替レートのリスクも、結構高いことが分かります。
現在のスポット価格のままなら、1円の為替変動で、78,950円の損益が生じてきます。
仕掛けた時の為替よりも、4円と少し、円高になれば、含み損が2分の1を超えてきます。
金のスポット価格に気を取られて、為替が円安の時点で仕掛けてしまったら、サブプライムなどで、少し円高に動いただけでアウトになってしまいます。
為替のリスクについて、電話を掛けてきた女性営業マンに、「為替が1円動いたら、いくら損益が出るの?」と聞いたところ、その営業マンは「金のスポット価格が変化しなかったら、1,000円だけです」と応えていました。
おかしいな?と思って、後で、あさひアセットマネジメント株式会社に電話で問い合わせて、別の社員に聞いたところ、上記のような換算で間違いないようです。
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この為替リスクについての記述は、あさひアセットマネジメント株式会社に電話で確認した上で記述したものですが、為替リスクについてのこの解釈は、たぶん間違っていると思われます。
約8万円分のドルを買っていることになるという考えから、外国為替証拠金取引で8万ドルを買っているような為替変動リスクがかかると考えてしまいました。
この取引では、その時点でのスポット価格で、100トロイオンス分の金をドル建てで売るということをするわけです。
その取引の証拠金として50万円を入れると言うことですね。
取引をした時点から、スポット価格が変動することによって、始めて、ドル建てで損益が発生します。
そのドル建ての損益を円換算する際に、為替レートが関係してきます。
ですから、スポット価格が変動しなければ、為替がいくら変動しても上記で説明したような損益は発生しないと考えられます。
この解釈で正しいのかどうかは、改めてあさひアセットマネジメント株式会社に電話して確認しようと思います。
※2008/01/07、あさひアセットマネジメント株式会社に電話で確認したところ、この解釈で間違いないそうです。
取引のリスクに関して、
もう一つ、あさひアセットマネジメント株式会社では、初回の取引に関しては、2口から、つまり100万円からの取引になるそうです。
2口分預けて、とりあえず1口取引する、なんてこともなく、初回に関しては、とにかく2口一度に取引すると言うことでした。
商品先物取引の感覚としては、100万円分満玉で勝負、という感じです。
現在、商品先物取引業界では、リスクについての開示が義務づけられていて、どこの取引会社のホームページを見ても、必ず、商品先物取引のリスクについて、説明されています。
ところが、あさひアセットマネジメント株式会社のホームページでは、この取引の概要や、そのリスクにつては、まったく表示されていません。
これって、問題ないのかな?と思ってしまいます。
商品先物取引で100万円分の満玉(8枚)を対面取引で建玉する手数料を考えたら、あさひアセットマネジメント株式会社で2口取引する手数料21,000円は、安いと考えることも出来ますし、
「確実に負ける賭け方」とは 2007/12/15
で、書いているように、単純に資金を2倍にすることが目的とした場合、1回勝負でドカーンと賭けた方が、確率が高いという考え方も有りますので、リスクを理解した上で、一発賭けてみるという考え方も有るのかもしれませんが・・・。
「スポット取引 貴金属」で検索すると、あさひアセットマネジメント株式会社の他にも、同様の取引を行っている会社がいくつか見つかります。
商品先物取引と違い、日本ではこのような取引に対する法律が整備されていないのが、現状のようです。
上記のようなリスクを考えたら、私は、「金のスポット取引」は、行いませんし、お薦めもしません。
さて、2007/12/28のスポット価格ですが、

あさひアセットマネジメント営業マンの「現在、金の価格は非常に高くなっていて、これから年末にかけてファンドなどが手じまい売りするために下げてくる可能性が高い」という当初の読みは外れて、830ドルを超えています。
2007/12/17、最初に記事を書いた時点で取引をしていたら、2週間足らずであっさりアウトでした。
取引内容の説明を聞けば、このようなリスクがあることは最初から分かるはずでが、営業マンの話し方によって、
「現在、金の価格は非常に高くなっていて、これから年末にかけてファンドなどが手じまい売りするために下げてくる」ことが当たり前で、価格が上がる可能性が無いかのように感じさせられてしまって、リスクがあっても、今、取引しないともったいないように考えてしまいそうなのが、怖いところです。
この辺りは、商品先物取引の営業でも同じことですね。
関連記事
「ロコ・ロンドン取引」と称する取引のクーリング・オフについて 2007/12/22
クーリング・オフの期間が経過した後でも 2008/01/10
ついに家宅捜索 08/05/30
↓コメントも読んでね↓
なんでレバレッジがあるのだろうか?
私も以前は、「スポット取引」イコール「現物取引」というイメージでした。
ですが、私が記事で紹介した内容は、商品先物取引や外国為替証拠金取引同様の差金決済による取引になっています。
記事にも書きましたが、「貴金属 スワップ取引」で検索すると、このような取引を行っている会社がいくつか有ることが分かります。
取引の概要についても説明されていますので、そちらで確認いただけると納得いただけるのではないかと思います。
取引期限が指定されずに、外国為替証拠金取引のようにロールオーバーされることで、このようなシステムが成り立つのではないかと思います。
そもそも、レバレッジかかるということは先物なんで・・・・
http://jp.advfn.com/Help/-1257.html
上記のような取引について、経済産業省のホームページでは、
http://www.meti.go.jp/policy/commerce/a00/2007/0131.html
このように注意しています。
商品先物取引かどうかと言うことについては、
http://www.meti.go.jp/policy/commerce/a00/2007/0222-3.html
この中で、
>しかしながら、「ロコ・ロンドン取引」と称する金の取引は、基本的に現物取引であり、その上、取引所において行われる取引ではないことから、海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律で規制される海外商品先物取引や商品取引所法で規制される商品先物取引には該当しません。
という説明がなされています。
現時点では、海外商品先物取引や商品取引所法では規制の対象にはならず、特定商取引に関する法律の規制対象となっているようですね。
取り扱いをしている会社自体の信用に対するリスクがあるのと、
説明通りの取引がなされていたとしても、記事に書いたように非常にリスクの高い取引だと言うことを認識する必要があると思います。
特定商取引に関する法律によって、クーリングオフも出来るようですから、強引な勧誘で勧誘でうっかり契約してしまった人は、期間内に解約して下さい。
これらのリスクを理解した上で、リスクを冒して取引してみたい人には・・、先ず、国内での商品先物取引のオンライントレードや外国為替証拠金取引がお薦めですね。
最近は,ロコロンドンの海外先物は危険だからかかわるなと,国が警告したので,多分,スポットかなと思いました.
ロコロンドンも,スポットも同じなんですけどね。
ようは、現物だし・・・
そもそも、先物業者のセールストークは,現物とかといいながら,結局,レバレッジをかける取引に引き込むのがセオリーです。
最近ではレフコで大騒ぎになりましたが,海外の為替,先物と契約するとなかなか厳しいです。
http://blog4.fc2.com/futures/
ガ表示されました.
理由を教えていただけたらうれしいです。
優良ブロガーだから、なにか特典でも与えられたんですかね?
ヤフーで「趣味 先物」で検索すると 上位表示される件ですが、その理由についてはよく分かりません。
ちなみにGoogleで「商品先物取引」と検索しても、結構、上位表示されると思います。
現在10位くらいかな?
Googleでは、GoogleAdSenseをやっていますが、特別、検索表示順についてコンタクトがあるわけではないので、こちらについても具体的な理由は分かりません。
2005/01/25に、このブログを始めて、もうすぐ3年になりますが、当時、商品先物取引に関するブログは非常に少なかったように思います。
その頃から「趣味として商品先物取引を楽しむ」というタイトルで、コツコツ投稿していますので、そこら辺も評価されているのかな?
後、通常、ブログでは、その仕組み上、過去の記事は読まれ難くなりますが、過去の記事も何とか読んでいただきたいという考えから、「トップページ」にそれらの記事に対するリンクを貼っています。
結果、サイト内リンクが多くなる構造になっていますが、そのあたりもページリンクを上げる要因かもしれません。
思い当たる理由は、そんなところです。
猿さん、今後とも、コメントでこのブログを盛り上げていただけると助かります。
よろしくお願いします。
だからレバレッヂがかかるんじゃないですか??
保証金取引とか保証金取引って小さな金額で大きな利益がねらえる取引ですよね??
確かに金もそろそろ天井な気もしますね……
手仕舞い売りや売却に伴って短期でこの取引をやる分には本当に下がれば最高ですね!!
レバレッジについては、この記事で説明している通りです。
1口50万円で、取引開始時には必ず2口ですので、先物取引で100万円満玉しているのと同じような取引をしているわけですから、予想通りの動きになれば、とても大きな利益を得ることが出来るはずです。
問題は、高いレバレッジによって、高い利益が望めるという説明ばかりで、リスクについては、大きく感じさせないような説明をしているところです。
「評価損が、保証金もしくは証拠金の半額になったところで、損切りするか、追証を入れかの判断する」
という説明では、損をするのは多くても保証金の半分までという印象を与えてしまいます。
相場の動きによっては、一晩で保証金以上の損失になることだってあるのに・・。
そのような可能性まで、きちんと理解した上で、多額の資産を持っている人が自分の持っている資産の極一部の100万円をつかって取引する分には、問題が無いと思いますが・・。
商品先物取引で満玉する怖さを知っている人は、怖くて出来ないと思います。
それに、金の証拠金取引をするのなら、日本に商品先物取引市場が有るわけですから、あえて高い手数料を支払って、スポット取引を行う意味がどれだけあるのかは?です。
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