趣味として商品先物取引を楽しむ
本業に差し障りのない範囲で、商品先物取引と楽しく付き合っていけないものだろうか。 過去の失敗経験をふまえて、先物取引のリスク、面白さ、リスクの少ない投資法を考えていきます。
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クーリング・オフの期間が経過した後でも
   「金のスポット取引」って・・  2007/12/17
 この記事に対して、「被害者です」と名乗る方から、管理人宛のコメントをいただきました。

 管理人宛のコメントですので、コメント内容をそのまま表示するのは避けさせていただきますが、
「被害者です」さんは、あさひアセットマネジメントで「FXファンド」という取引を行い、6割強の損失を出されたそうで、FXファンドが悪い方に傾いたときの補填用として「金のスポット取引」の勧誘をされたそうです。
 「FXファンド」の取引の危険性についても契約前は具体的には聞かされていなかったと言うことや、あさひアセットマネジメントとのやりとりについて、いろいろと書かれていました。

 私自身は、「金のスポット取引」についての説明しか受けていませんので、「FXファンド」がどのような取引なのか知りませんし、どんなリスクがあるのかは分かりません。
 また、「被害者さん」への勧誘がどのようなもので、取引のリスクについてどのように説明されていたのか(いないのか)、あさひアセットマネジメントとの間でのやりとりを直接見ていたわけでもありませんので、コメントをいただいたからと言って、「被害者さん」の言い分もとにした、あさひアセットマネジメントに対する批判は、避けたいと考えています。

 ただ、あさひアセットマネジメントとの取引を通じて、「被害者さん」が自分のことを「被害者」と考えるような結果になってしまったことや、経済産業省でも、「金のスポット取引」など「ロコ・ロンドン取引」と称する金の取引に対して、注意を呼びかけている現状を見ると、あさひアセットマネジメントに限らず、これらの商品を取り扱っている会社の勧誘には少なからず問題があることも確かだと思います。
 http://www.meti.go.jp/policy/commerce/a00/2007/0131.html

 私が「金のスポット取引」について電話で勧誘を受けた際にも、その会話の内容に問題あるのでは?と感じる部分がありました。
   「金のスポット取引」って・・  2007/12/17  
 この記事で書いたように、最初に
 「現在、金の価格は非常に高くなっていて、これから年末にかけてファンドなどが手じまい売りするために下げてくる可能性が高い」という説明からされたわけですが、実際には「可能性が高い」と言う表現ではなく「年末には下げてくるんです」というような表現だったかと思います。 
 私は、商品先物取引をやっていて、こんなブログも書いていますので、「そうは言っても、現在、この価格で買っている人もいるわけでしょう?その人達はこれから価格が上げてくると考えているから買うわけですよね・・。その人達はお馬鹿さんなわけですか?」などと反論してしまいましたが、素直な人なら、「これから金の価格は下がるんだ」と思わされてしまうことでしょう。

 取引内容については、私の方からも分からない部分について積極的に質問したりしたので、しっかり説明してくれました。

 リスクについては、取引内容の説明の後で、「そうは言っても、リスクも有るわけですよね?」と私の方から聞いたので、それに対して、「取引の損失が、証拠金として預けた一口50万円の半分を上回った時点で、証拠金を追加して取引を継続するか、決済するか判断していただきます」という説明をしてくれました。
 
 私の場合、あくまで電話での話で、直接会って話を聞いたわけではないので、実際の契約する場合に、リスクについて十分に話してくれるのか、くれないのかは分かりません。
  
 ただ、私が電話で受けた説明をまとめると、
 金の価格が下げてくるのが当たり前と思えるような説明。
 取引の内容については、その仕組みと、1日700円というスワップ金利と、価格が約40ドル下がれば、元本分の利益が出るという説明。
 リスクについては、損失が出ても、元本の半分くらいで済みそうな説明。
 になっています。

 私の場合には、このような説明内容でも、
    「金のスポット取引」って・・  2007/12/17  
 この記事に書いたように、この取引は非常にリスクの高いものであるという理解が出来たので、取引しないという判断をしましたが、
 
 素直な人なら、リスクについて、例え更に詳しく説明されていたとしても、金の価格が下げてくるのが当たり前と思えるような説明をされているわけですから、「取引した方が得かもしれない」と考えてしまいそうです。


 さて、金のスポット取引価格は、私が勧誘を受けた12/17の789.50ドルから、12/28には830ドルを超え、今年に入って更に上昇し、現在(2008/01/09)では、870ドルを超える価格になっています。
 2008/01/09のスポット価格
 私が勧誘を受けた時点で、年末の下落を見越して取引を開始した場合、最低でも証拠金2口100万円の半額50万円余りの損失、追証を支払って取引を続けた場合は、最初の元本100万円を大きく越える損失を抱えていることになります。

 相場の世界ですから、思惑通りに動かないこともあるのが当然です。
 金のスポット価格が上昇して損失が生じる可能性も最初から予想されたわけですが、「金の価格が下がるのが当たり前」のように説明を受けていた人にとってみれば、「騙された」と考えたくなるのも無理のない状況です。

   「ロコ・ロンドン取引」と称する取引のクーリング・オフについて  2007/12/22
 この記事では、これらの取引のクーリング・オフについて説明していました。
 クーリング・オフは、契約書面を受け取ってから8日以内ですので、
   「金のスポット取引」って・・  2007/12/17
 この記事を書いた、昨年の12/17日に取引を開始していたら、既にその期間を過ぎています。
 その場合、救済措置はないのでしょうか?

 前回、クーリング・オフについて問い合わせをした経済産業省本省の経済産業局の消費者相談室に再び電話して聞いてたところ、
 
 クーリング・オフの期間が過ぎている場合でも、

 勧誘を受ける際に、人を威迫して困惑させる行為があった場合(特定商取引に関する法律 第6条3)や、不退去(帰って欲しいと言ったのに帰らない)、監禁、退去妨害(帰りますと言っても帰してくれない)により困惑した結果、契約してしまった場合(消費者契約法 第4条3)や、

 その説明内容に、重要事項の不実告知、断定的判断の提供、不利益事実の不告知があった場合には、

 特定商取引に関する法律 第9条の2
 もしくは
 消費者契約法 第4条
 
 に基づいて契約の取り消しを求めることが出来るそうです。

 私が受けた説明で言えば、「金の価格は、年末にかけて下げてくるんです」というのが「断定的判断の提供」にあたると言うことで取り消しを求めることが出来るかもしれません。

 契約の取り消しを求める裁判を起こしたりすることになるようですが、実際には「言った」「言わない」の論争になると言うことで、確実に取り消しできるわけではなく、ケースバイケースになると言うことでした。
 先ずは、地域の消費生活センターや、経済産業省本省及び各地方の経済産業局の消費者相談室に相談して欲しいと言うことでした。
 実際に被害に遭っているわけではない私からのクーリング・オフに関する問い合わせなどにも親切に対応してくれ、分かりやすく説明してくれました。
 
   「ロコ・ロンドン取引」と称する取引のクーリング・オフについて  2007/12/22
 では、特定商取引に関する法律によるクーリング・オフについて書きましたが、今回は、消費者契約法という法律も有り、クーリング・オフの期間後でも、ある程度守られていると言うことが分かりました。

 とは言え、「金のスポット取引」など「ロコ・ロンドン取引」と称する取引に関しては、関わらないのが一番だと改めて感じました。

 「趣味として商品先物取引を楽しむ」なんて言っている私が言うのも何ですが・・。

※コメントをいただいた「被害者です」さんが、契約の取り消しを求める場合、FXファンドという取引が特定商取引に関する法律の指定役務に含まれているかどうか分かりませんので、消費者契約法に基づいてということになると思われます。
 
国民生活センターのホームページでの「ロコ・ロンドン取引」に対する記述の中には、
----------------------
消費者はロンドン金価格や為替相場の動きを見ながら、売買の決断をする必要があるほか、注文どおりに取引が行われているのか、さらには、取引自体が本当に行われているのか確認することは極めて困難である。
----------------------
 と言うように、このような取引については、実際に注文通りの取引が行われていること自体を疑問視する記述があります。
 今日、問い合わせをした経済産業省本省の経済産業局の消費者相談室の担当の方も、「実際には取引を行っていないケースも多い」ということを話していましたが、私自身は、そのような証拠を持ち合わせていませんので、あくまで、今回の記事については、私があさひアセットマネジメント株式会社から勧誘を受けた体験を元に、あさひアセットマネジメント株式会社で説明通りの取引が行われているという前提で記事を書いています。

その後、あさひアセットマネジメントについては、
   ついに家宅捜索  08/05/30
   詐欺容疑で逮捕  08/09/25
 これらの記事で書いたように、実際には注文通りの取引を行っていなかったことが確認されています。

               ↓コメントも読んでね↓
コメント
この記事へのコメント
こんばんは
うーん・・・・。
これって難しい問題ですよね。

以下に書くことは、私個人的な考えで、決して「被害者さん」を中傷しているわけではないという前提で読んでいただきたいのですが、

「リスクを理解せずに取引を開始する」というのはどうも安易な気がします。

リスクについては、「法的な説明責任は売る側にある」としても、「リスクを理解する義務が買う側にもあってしかるべき」と思うんですよね。

詐欺とかなら話は別ですが。

まあ、私の考えはシビアすぎるのかもしれませんが、相場を手がけている者としては、そういう感覚になってしまいます。
2008/01/10(木) 18:24:53 | URL | さやえんどう #-[ 編集]
本当の意味でのリスクの説明
さやえんどうさん、コメント有り難うございます。
さやえんどうさんが仰るように、
リスクを理解してから取引を開始する。
大切なことだと思います。

「被害者さん」からのコメントでは、リスクの説明について、
----------------------
FXファンドの商品の危険性についても契約前は具体的には聞かされず、細かく質問しても24時間体制で見ているから大丈夫と言われ、契約後に確認で同じことを聞いたら返事の内容が違うんですよ!急に開き直ったような態度で!
----------------------
と言う記載でした。
「被害者さん」も、リスクに対してきちんと把握しようとしたけれども、「大丈夫」と言われて、それを信用したということだと思います。

私が、「金のスポット取引」についての説明を受けたときのように、リスクの説明として、値洗いのマイナスが証拠金の半分を超えた時点で、決済か追証を支払うかを判断する、と言うような説明は当然されると思われます。
ですが、それはあくまで取引のルールで、本当のリスクの説明ではないんですよね・・。

「年末に向けて、金のスポット取引が下げてくる」という思惑が、裏目に出る可能性(リスク)については、とても少なく感じるような話し方をされるわけです。

「被害者さん」の場合もFXファンドという商品の取引の内容とそのルールについては、説明を受けているのだと思います。
ただ、FXの運用が上手くいかない可能性(リスク)について「24時間体制で見ているから大丈夫」という説明をされて、リスクを少なくを感じさせられてしまったという解釈もできると思います。
2008/01/10(木) 19:55:38 | URL | むーみん #-[ 編集]
んー・・・。細かく質問して、その回答が「24時間体制で見ているから大丈夫」で信用するってのは・・・。

まあ、解釈の仕方は人それぞれでしょうから、仕方がない面があるのかもしれませんね。

私ならその説明では絶対に信用しませんけどね(笑)
2008/01/10(木) 21:17:34 | URL | さやえんどう #-[ 編集]
ゼロサムゲームだということが理解できると
商品先物取引はゼロサムゲームですが、商品先物取引会社の営業マンなど、決してその言葉を口にすることはありません。

今回記事にした「金のスポット取引」にしても、「被害者です」さんの関わった「FXファンド」にしても基本的にはゼロサムゲームです。

利益を出す人の裏側に、その利益を負担して損失を出している人がいるという現実を理解すると、相場で勝つことの難しさが、理解しやすいと思いなす。

取引の仕組みを知り、ゼロサムゲームであるという現実を知った上で、どのようなリスクがあるのか考え、ゼロサムゲームで勝つための戦略を考える、というやり方が、一番リスクに対する理解が深まるように思います。

法律で、このような商品の営業をするときには、必ずゼロサムゲームだと言うことを伝えなければいけない、と言うことにしたら、良いかもしれませんね。
2008/01/10(木) 21:42:10 | URL | むーみん #-[ 編集]
確かに
久々にこの件について見て、コメントを見ました。ご指摘ごもっともです。
ただ、この会社、とうとう逮捕されて判決も出たのですね。

金の方では問題になったようですが、私の問題であるFXファンドについては被害者もなく(ネット上では)、刑事事件にはなっていないみたいですね。

コメントの通り、ゼロサム」であることを必ず契約前にはっきりと言うべきだと思います。

この件については電話勧誘や電話&訪問の説明で数時間も費やしたのですが、私なりにリスクについて尋ねたのですが、一貫して、「個人だと24時間で為替を見ることはできないけれど、うちの会社では24時間交代制で為替をチェックしているから例え為替が下落してもすぐに対応できる」ということでした。それに、「役所で契約上、リスクについては説明&理解を得た、という書類が必要なので、形式上印鑑押してください、でも、1年後には必ず元本保証+利益をお返しします。形式上ですから。」ということを言われました。それから、為替が下がって元本が目減りしても、利息が十分つくのでカバーできる、従って結果はプラスなので、マイナスにはならない、銀行に預けるような感覚で、とか、株よりもはるかに安全な商品だ、などなど、契約前はすばらしい文句が飛び交っていました。
契約しているという公認会計士にまで連絡とって、確かに監査はしている、ということでしたが、まず私が知りたいのは、本当に取引が行われていたか、実際は取引されておらず、紙の上だけで数字を並べて公認会計士を通していたか、ということです。それが架空取引ならばその時点で詐欺ですよね。

実際に取引をしていたとしても、契約においてのうたい文句は問題だらけだと思うのですが。。。

今になって思うのは、「24時間体勢で為替変動を見ているから大丈夫」、というのは、「変動があったら対処する」のではなく、「下落してもただ眺めている」ということですね。本当に夜勤があって為替変動をチェックしている人間がいたかどうかも問い詰めたいです。

まあ、結論はだまされるほうが悪いのですが。。。
2009/07/07(火) 23:21:00 | URL | 久々に、被害者です #-[ 編集]
うまい話には気を付けないといけませんね。
 被害者さん、コメント有り難うございます。

 あさひアセットマネジメントの社長などが詐欺罪で逮捕されていることを考えれば、被害者さんが取引されていたFXファンドも、実際に取引が行われていなかった可能性も高いかと思われますね。
 ただ、今となっては、あさひアセットマネジメントも破産して会社が無くなっていますし、被害者は泣き寝入りするしかないのかもしれません。

 本当は、そのようなところでの取引はしない方が良いのでしょうが、上手い言葉に乗せられて、契約をしてしまい、途中で、おかしいな?と感じた場合は、出来るだけ早く消費生活センターなどに相談して対処するのが良いかと思います。
 
 ところで、私も2年ほど前、仕事の関係で詐欺に引っかかってしまいました。
 幸い、被害額はわずかに2万円で済みましたが、悔しい思いをしました。

 私なんかは、素直な性格なので、すぐ人の言うことを信じてしまいがちですが、世の中には悪い人もいるということですね。

 私が騙された内容も、冷静に考えれば、「そんなうまい話が・・」と思うようなものでした。
 
 「うまい話には気を付けろ」と言いますが、本当にそうですね。
2009/07/08(水) 23:49:51 | URL | むーみん #-[ 編集]
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秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
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