趣味として商品先物取引を楽しむ
本業に差し障りのない範囲で、商品先物取引と楽しく付き合っていけないものだろうか。 過去の失敗経験をふまえて、先物取引のリスク、面白さ、リスクの少ない投資法を考えていきます。
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商品先物取引会社の営業の方へ
 先日、久々に商品先物取引会社の営業マンから電話がありました。
 普通、「資産運用についての・・」なんて話し始めたら、直ぐ電話を切ってしまうのが、この手の営業電話に対する一般的な対処法だと思いますが、私の場合、オンライントレードをやっていて、普段は商品先物取引について話す相手がいないので、仕事が暇なときはついつい長話になってしまいます。

 今回は、オリエント貿易の営業マンで、まだ、入社して間もない新人の方でした。

 相手が新人の営業マンと言うこともあり、私の方が商品先物取引についての知識が豊富だったので、営業マンの話を聞くと言うより、私が、営業マンに対する要望などや、商品先物取引会社営業マンの理想像などを語ってしまいました。

 具体的には・・・

 「どうして先限つなぎ足なの?」
 通常、営業電話でアポイントが取れると、直接会って商品先物取引についての説明がされます。
 今まで、私のところに来たどの会社の営業マンも、先限つなぎ足を使った説明でした。先限つなぎ足を見ながら、「(チャートの低い部分を示して)ここで買って(チャートの高い部分を示して)ここで売れば・・、倍率が・・ですから、手数料を差し引いても、投資資金の・・倍の利益になります」という具合です。
 これって、問題有りませんか?
 先限つなぎ足は、その名前が示すとおり、先限の部分だけを便宜的に繋げたもので、実際の先物価格の推移とは異なります。ですから、実際には起こりえない取引についての説明になっているのではないでしょうか?
 このような説明をするのであれば、必ず、一代足を使うべきだと思います。

 先限つなぎ足での説明を受けている場合、対面取引で、何か問題が発生したとき、顧客側としては、「商品先物取引についての現実に即した正しい説明は受けていなかった」と主張できるかもしれませんね。

 「商品先物取引の対面取引は儲かるのか・・」
 商品先物取引会社の営業マンの説明でも、当然、リスクについての説明、追い証についての説明がなされます。実際に、取引を始める際には、それらについて理解したという書面にサインすることになります。
 これらについては、オンライン取引でも同様ですね。
 ですから、商品先物取引に参加している全ての投資家は、そのリスクについて承知している、ということになります。
 ただ、「ここで買って、ここで売れば・・、倍率が・・ですから、手数料を差し引いても、投資資金の・・倍の利益になります」という説明を受けたり、「資産運用」という言葉を使われていると、リスクが有ることは分かっていても、何となく資産が増えやすいようなイメージがしてきます。
 営業マンとしたら、顧客に儲かりそうなイメージを与えることで、「取引したい」と思わせるわけですよね・・。
 
 現実は、商品先物取引はゼロサムゲームです。誰かが利益を出せば、必ずその分は誰かが損をする世界です。ですから、「商品先物取引はゼロサムゲームである」という事実を、先ず伝える必要が有ると思います。その上で、どのようにゼロサムゲームで戦うのかを親切にアドバイスすると言うのが、対面取引のメリットだと考えます。

 「あなたの会社では、対面取引のお客さんに本当に儲けさせてあげているの?」
 商品先物取引はゼロサムゲームです。
 当然、儲ける人がいれば、損する人がいます。普通に考えれば、対面取引で高い手数料を払っていたら、より不利になります。
 営業マンの方々は、「情報量が違うから・・」など、対面取引での優位性を説明してくれますが、実際はどうなのでしょうか?
 ○単純に、対面取引の顧客で、儲けた人、損失を出した人の人数の比、はどうなっているのか?
 ○対面取引での1年間の利益の総額が、損失の総額と手数料の総額の和よりも多くなっているのか?
 ○損失を出した人が大きな借金を背負うような状況になっていないか?
 これらの情報について、私は非常に興味があるのですが、営業マンであれば、自分の会社で顧客がどうなっているか知るためにも、知っておくべき情報だと思います。
 もし、何年も継続して、利益の総額が、損失の総額と手数料の総額の和よりも多くなっているようであれば、その会社で対面取引することは、高い手数料を支払っても、ゼロサムゲーム以上の優位性が有ると言えると思います。そうでなければ、安い手数料でオンライン取引をやった方が、絶対に良いことになります。
 このような情報を正直に提供してくれれば、対面取引でやるべきかどうかは、一目瞭然ですね。
 もし顧客に、対面取引でその手数料以上に利益を還元できている会社があるとしたら、そのこと自体、すごいアピールポイントになると思います。「商品先物取引はゼロサムゲームですが、私の会社で取引すれば、過去の実績として、それ以上の優位性を出しています」なんて言えますよね。
 
 「理想的な営業マンとは・・」
 私達が、イメージする商品先物取引会社とその営業マンは、顧客に出来るだけ多くの建て玉をさせて、その手数料による収入で生計を立てていく、顧客が儲かろうが、損しようが関係ない・・。まさに顧客を食い物にする、という感じです。
 でも、理想は違うと思います。ゼロサムゲームの中で、長期的に生き残り、利益を上げていく投資手法を顧客にアドバイスする。顧客が、多くの枚数建て玉しようとしていたら、それを止めるなど、資金管理、リスク管理をきちんとアドバイスする。という姿勢が大切だと思います。

 会社の同僚同士で、自分の顧客に何枚建て玉させている、という自慢話ではなくて、自分の顧客が長期的に利益を出して、取引を続けてくれているという自慢話が出来るようになっていくと良いのだと思います。
 また、本当にそのような会社なら、きっと顧客が新しい顧客を紹介してくれて、長野県の田舎まで営業に回らなくても、良くなるはずです。

 語り口は、違いますが、内容としては、こんな話をオリエント貿易の新人営業マンにしてしまいました。

 商品先物取引会社の営業マンは、とても大変な仕事だと思います。私の説教じみた話を、どんな気持ちで聞いていたかは知りませんが、良い営業マンになってもらいたいと思います。 
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